わたしを探して
誰よりも先に
あなたじゃなきゃ嫌だよ
見つけたら
そうっと囁いて
優しいメロディが
私をそうっと包む
現実ばかりじゃ疲れちゃうから
たまに甘い夢見たりするんだ
ゆっくり深呼吸して
肺に一杯空気を入れて
ちょっとだけ背伸びして
空を仰ぐ
あの年
あの季節
あの日
あの時間
あの気温
あの時の彼の目
あたしは絶対忘れない。
「大好き」
という言葉はとても綺麗だと思う。
好きでもないものを好きと言えるけど
嫌いなものを大好きとは言えないもの。
気持ちに一番近い言葉。
夢に出てくる君は
楽しそうに笑って喋るけど
実際は私の前で
笑顔なんて見せてくれたことない
どっちがいい?
―――どっちでもいいや。
どれがいい?
―――どれでもいいや。
本当にどうでもよくなったとき。
本当にどうでもよくなる。
でもちょっとだけ
あなたの苛ついた表情を見るために
わざとそんな振りをしてみたりする
あたしは強引な方が好き。
通りすがりの家の庭から
花の匂い
甘ったるくて生ぬるい風は
夏の匂い
ねえ。
あたしを泣かせてみてよ。
思いきり泣きたい気分なの。
思いきり甘えたい気分なの。
遠くにいる君を思い出すとき
決まって同じ音楽が耳をかすめる
君がよく歌っていたあの曲
空に向かって目を閉じれば
君はあんなにも笑顔なのに
どうして僕は
涙が止まらないんだろう
ずっとずっと
泣きたかった
泣きたくてしょうがなかった
泣ける材料を探しすぎて
いつの間にか
何で泣きたいかも忘れて
眠れない夜が続く。
気休めに夜明けの写真を毎日一枚。
撮っては眠りにつく。
同じような景色だけど。
雲の形は毎日違う。
けど。
空ってことには変わりない。
同じような毎日だけど。
毎日なにかしら変化がある。
けど。
あたしってことには変わりない。
他人に寄りかかる。
他人に甘える。
他人に頼る。
どれ一つとして、
あたしは嫌い。
強がりじゃなくって。
がんばって、と
励ますも
並べられる言葉は
空虚なものばかり
さみしい孤独を
埋めてくれる君
そんな君も
どこかさみしさ
抱えてるのかな
うん。この感じ。
久し振りの感覚。
なんだかワクワク。
ちょっとドキドキ。
きっと良い予感。
メールが来ただけで
心臓が飛び出るくらいの
恋をしたことがある?
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